いわき幼稚園ブログ
はじめての「絵本の日」
2018-05-07
きょうは年少さんにとって、はじめて絵本を借りる日です。
連休明けでちょっぴりぐずって登園した子も、「これから絵本バックで絵本を借りますよ」とお話しすると、すっかりご機嫌になって、絵本バックを小さな腕にかけ、さっそうと絵本の部屋へ・・・
絵本の部屋では、テーブルの上にずらりと並べられた年少さん向きの絵本を前に、さまざまな可愛い姿が見られました。
先生に相談しながら絵本を選ぶ子、「これ、お家にある !」と言って選ぶ子、同じ絵本を二冊選ぶ子、絵本の中身を見てから選ぶ子、さっさと選ぶ子、二冊目がなかなか決まらない子…など、はじめて自分一人で絵本を借りるのですから無理もありません。
絵本は、大人でも、背表紙ではなかなか選べませんよね。
絵本美術館をつくるとき、「絵本を表紙で展示したい」と一つだけ安藤忠雄さんにお願いしたのは、そうした子どもの姿からです。
とくに小さな子はまだ字が読めませんから、直感的に表紙で選びます。
この直感は絵本の選び方として最適です。
なぜなら、絵本のすべてが表紙の絵一枚に集約されているのですから、子どもが直感的にある絵本を手にとれば、それはお母さんに読んでもらいたい絵本に他なりません。
きょう、お家にある絵本を借りてきた子には、「この絵本、ずいぶん好きなのねえ」と、やさしく頭をなでてあげてくださいね。
とてもすばらしい "選択" です
