白ばら幼稚園ブログ
ブログを通して、園の様子をお伝えします。
豆まき
2025-01-30
今年の節分は2月2日です。
日曜日のため、少し早めの1月30日に「豆まき」を行いました。
年長のお兄さんたちが、先代園長手縫いのカミシモを付け「鬼は〜そと! 福は〜うち!」と大声をはりあげて豆を撒きます。
男の子たちは裃がカッコよく、大喜びです。
豆は、年長さんたちが事前に紙を丸めて作った手作りの豆です。
大きくて、拾いやすく、しかも清潔。
それを全園児が自作の鬼の面をつけて拾うのですが、桝一杯になると山盛りの紙豆を自慢気に見せに来る子どもたちの姿が目立ちました。
お兄さんたちが代わりばんこに撒いた豆のおかげで、園内の鬼たちはみんな尻尾を巻いて逃げ出したみたいです。
そのあと、お部屋に戻り、手を消毒してホンモノの落花生をみんなでおいしくいただきました。
落花生を初めて食べる子も多く、殻の中に入った豆を恐る恐る口に入れる子もいましたが、一粒食べればその香ばしい旨さに口に運ぶ手がなかなか止まりません。
…残ったお豆(おみやげ)は、日曜にちゃんとお家で撒けるかな?

もちつき会
2025-01-09
明けましておめでとうございます。
今日は「もちつき会」です。
少し風があったので、場所を園庭から温かいホールに移して行いました。子どもたちを冷たい地面のシートに座らせなくてよかったです。
今の子どもたちは餅つきを「月で兎さんがぺったんぺったんやっているアレ」と言っても「???」なので、実際に年長さんたちが臼と杵でついてみせると、驚くのです。
しかも、お餅はスーパーで売っている “四角で硬い白いモノ” と信じていますから、実際にもち米を見せ、蒸したご飯のようなものが次第に餅に変身していくさまを見せねばなりません。
蒸されたもち米をボールに入れ、先生が湯気の立った熱々の状態で子どもたちに見せて回るのですが、
覗き込んだ子どもたちの間からは「あま〜い匂いがする」「ご飯みたい!」と言う声があがります。
この過程が大事です。
年長のお兄さん、お姉さんが二人組になってぺったんぺったん杵でつくと、だんだん伸び〜るお餅に変身していきますから、先生が時々餅を持ち上げて見せます。すごい歓声です。
年長さんも“もちをつく”という感覚を全身で得て、自分たちでついたお餅で作ったお雑煮をいただくのが、何よりの楽しくも美味しい思い出です。
「もちつき会」の第二部は、お雑煮パーティです。大根、人参、しいたけ、ネギ、鶏肉が入った出汁のきいたお雑煮が今年もできあがりました。
園庭に紅白テーブルを車座に配置して、皆で新年気分も味わいます。
年々、初めてお雑煮を食べる子が増えてきている気がします。
海苔餅は食べても、お雑煮やきな粉餅、あんこ餅は食べたことがないと言う子が多く、お雑煮はいつも大鍋2つがあっという間に空っぽになるのです。
美味しい鶏肉もお鍋にたくさん入れました。
子どもたちは何杯も何杯もお代わりして、大満足でした。
こんな寒い日は、とくにおいしいですよね。

いよいよ冬休み
2024-12-20
今日は二学期の終業式です。
早いもので、今年もあとわずかで終わりとなりました。
今年は何かと異常気象に振り回された一年でした。
夏休みの猛暑には辟易しましたが、つつがなく二大行事を行うことができました。
これからやって来る冬は例年より寒いそうですから、子どもたちが風邪をひかないよう、元気いっぱいの姿でまた園に戻して下さい。
よい年末、お正月をおすごしください!
※2学期の『がんばりました』メダルは、先生たち手作りの “雪景色のミフィちゃん” メダルです。
子どもたちもきっと喜びますね。

「絵本美術館のクリスマス」ご招待
2024-12-18
『おゆうぎ会』が終わった後の子どもたちの楽しみは…なんと言っても “クリスマス”!!
もうそんな季節なんですね。
幼稚園の「クリスマス会」ではサンタさんからプレゼントをもらってニコニコだった子どもたちも、絵本美術館のクリスマスの招待日には、ウキウキしながら園バスに乗り込み、幼稚園とはまた一味違ったツリーを楽しみにします。
絵本美術館もこれまで40本近くのツリーを飾ってきましたが、正直、飾った本人も思い出せないくらいの数のツリーです。
同じ絵本のテーマでガラリと趣向を変えて…というものが多いのですが、今年のテーマ「ヒグチユウコ」もまた然り。
モチーフを変えて、今回で3回目となります。
絵本美術館は全国から絵本好きの方が集まる場所でもあるため、圧倒的人気のヒグチユウコをテーマにすることが多かったのですが、今年は海外の展覧会も成功し、そのテーマ “シークレットフォレスト” にあやかり、当館のテーマも“シークレットガーデン” とさせていただきました。
ちょっぴり神秘的なツリーに、「きれい〜!」と声をあげながら入ってきた子どもたちも、ツリーを前にちょっぴり緊張気味。
この世界観の違いに戸惑うのも無理はありません。
園のカラフルなオーナメントのツリーから一転、純白のツリーに反応もさまざま。
きっと、明日のお母様たち(保護者の日)の方が大きく反応が見られるかも知れません。
しかし、ヒグチユウコさんの絵本を子どもたちに見せると…
「ギュスターブくん!」
と声があがり、逆に凄いな…と感心させられました。
子どもの頃からこの世界線に触れておくのは素晴らしいことです。
何と言っても、“想像力” がその人の人生を豊かにするのですから。
下階のツリーは、昨今の昭和レトロブームにちなんだ “文化人形” のツリーです。
文化人形は大正から昭和初期にかけてのものなので、今の子どもたちはほとんど目にすることがありません。
しかし、「昔の子どもは、こうした布人形で遊んでいたんですよ」と手にとって見せると、男の子も女の子も興味津々で長いこと見入っていました。
日本の「かわいい」が全部詰まった “文化人形”。
子どもの感覚とともに、その造形は心に深く刻まれたことと思います。
数年前に、ツリーを太古の森に見立て、何十体もの恐竜を忍ばせ飾った “恐竜ツリー” は男の子たちに大人気でしたが、この“文化人形” ツリーは意外にも男女の心をとらえたようです。
子どもたちにもいつも言うのですが、ツリーを飾るのは球体(オーナメント)ばかりではなく、こうした「自分の好きなもの」で遊ぶのもまた一興ですよ!

おゆうぎ会
2024-12-07
予行演習と、『おゆうぎ会』当日の舞台裏をご紹介しましょう。
予行演習ではとくに年少さんが衣装を身につけて、
「おゆうぎ会」とはいったいどんなものかがわかったようで、いつも以上に張り切る姿が見られました。可愛い姿に、役になり切ってダンスを踊る姿が微笑ましかったです。
アリオスの舞台裏では、緊張しきっている子をリラックスさせたり、待っている間に着崩れた衣装を手直ししたり、(初めての場所にやって来た子どもたちは方向音痴になりがちなので) 年長さんの劇では台詞をいう地点に一人一人立たせてからの幕開けなんです。
これを一通りやらないと、スポットライトの中にとび出して行った子どもたちは、自分がどこに立ったらいいのかわからず、ウロウロしてしまうのです。
こうした手続きを経てようやく幕を開けることができるのですが、おかげで子どもたちは安心して舞台に立つことができるのです。
こうした舞台裏はなかなかお見せすることができないので、先生たちの慌てぶりを想像しながら、あらためてプログラムをご覧下さい!
